KTC GROUP50th

明倫ゼミナールへ出張授業!
おおぞら高校「みらいの描き方講座」

2025.05.15

明倫ゼミナールで行われたおおぞら高校による「みらいの描き方講座」

KTCグループではサービス間連携を活発に行い、KTCグループだからこそ提供できる「新たな付加価値」をお客様に提供し続けています。その取り組みのひとつとして今回ピックアップするのは、明倫ゼミナールとおおぞら高校のコラボ授業です。おおぞら高校のコーチ(おおぞら高校では先生のことをコーチと呼ぶ)による出張授業「みらいの描き方講座」が、明倫ゼミナールで行われました。その模様をお届けします。

おおぞら高校が明倫ゼミナールで出張授業を実施

 明倫ゼミナールでは毎年4月に新中学1年生とその保護者に向けて、”成績が上がる勉強法講座”を開催しています。今年は初の取り組みとして、徳重校(2025年4月12日)と御器所校(2025年4月13日)におおぞら高校の畠山千奈津コーチがゲスト登壇し、キャリア教育「みらいの描き方講座」の出張授業を行いました。
 当日の授業では、生徒と保護者が一緒に同じ内容を受講し、グループワークも実施しました。「なぜ勉強するのか」を学ぶ明倫ゼミナールの勉強法講座と合わせて行うことで、親子で自分自身について深く考え、将来を見据えるきっかけを提供しました。

おおぞら高校「みらいの描き方講座」とは

 変化が大きく、未来がどうなっていくのか予想するのが難しいといわれる時代に突入しています。おおぞら高校ではこのVUCA時代を生き抜く”みらいの大人”たちのために、「みらいの描き方講座」と称したキャリア教育プログラムの提供を行っています。子どもたちにとって「未来を描くこと」が困難な時代に「なりたい大人になるための学校®。」として自分のみらいは自分で決められるのだということを考えられるきっかけになるような授業を展開しています。
 授業ではKTCみらいノートを活用して自分と向き合い、自分を知り、深めていきます。グループワークで他者と関わるなかで、自分の大切な”価値観”に気づくことができます。その価値観を広げるために自分の”好き”を増やし、つなげていくことの大切さを授業を通して体感してもらいました。

自分の「好き」に向き合うワークに取り組む
KTCみらいノートにたくさん書き出された子どもたちの「好き」

「みらいの描き方講座」講師・畠山千奈津コーチ(おおぞら高校)へインタビュー

明倫ゼミナールでの出張授業は初めての試みでした。どのような想いで授業に臨まれましたか?
 今回は明倫ゼミナールの”成績が上がる勉強法講座”の直前に実施しました。そのため、受講者の中学生・保護者の皆さんがおおぞら高校の「みらいの描き方講座」を通して、勉強を頑張る理由を考えるきっかけを提供することを目的としました。今の自分が”好きなこと・もの”は「過去の自分が何らかのきっかけでチャレンジしたから生まれた感情であること」を思い出してもらえればと思います。「勉強のやり方を学び実践していけば、自分の”好きなこと・もの”がもっと増えるんだ」という前向きな気持ちで明倫ゼミナールでの中学生活を充実させてほしい、そんな想いを込めました。

おおぞら高校・畠山千奈津コーチ(中央)

出張授業を終えた感想を教えてください。
 授業を進めるごとに受講者の方々の表情がイキイキと変化していったのが、とても嬉しかったです。最初は緊張気味だった中学生たちがグループワークを通してお互いに笑顔で会話したり、保護者の皆さまがとても楽しそうに参加したりしていたことが印象的でした。”好き”をアウトプットすることで前向きな気持ちになるだけではなく、感情を共有し合うことでつながりが生まれる瞬間を見ることができ、安心しました。受講者アンケートでは「自分の”好き”のきっかけに気付くことができた」や「これからも自分の”好き”を増やすためにチャレンジしたい」という感想が届いています。

グループワークで自分を好きをアウトプットし、他者の好きを深堀する

受講された中学生や保護者の方へメッセージをお願いします。
―中学生の皆さんへ
 変化が大きい今の時代のなかで大切なのは「自分はどうありたいのか、どうしたいのか?」です。たくさん勉強をして視野を広げ、そのなかで自分の”好き”や”得意”に気づき、自分が生きていきたい世界を皆さん自身が作っていってください。そのためには目の前の勉強に精一杯取り組むことも大事だと思います。その経験が自分の価値観につながり、そして自分の人生を実現するときに必ず役に立ちます。これからもKTCみらいノートに自分の想いを描きながら、あなただけのなりたい大人像を見つけていってくださいね。
―保護者の皆さまへ
 今回の講座で実施したように、ぜひKTCみらいノートに自分自身の想いをアウトプットしながら、少し先のなりたい大人像を描いてみてください。そのなかで気付いたことをお子さまともシェアしながら、頑張るお子さまの背中を押していただければと思います。

受講した朝熊さん親子の感想

朝熊俊介さん(中学1年生)
 4月に明倫ゼミナールに入ったばかりなので、今日一緒にグループワークをやったメンバーとは初めて話しました。自分の”好き”を初対面の人に伝えるのは緊張したけど、頑張って伝えられたと思います。チームの人の好きなことを聞いて、やっぱり「人の”好き”を知ること」は大事なんだなと感じました。好きなことや得意なことが増えて、それを使って社会で活躍できる大人になれたら幸せだと思います。

保護者さま
 今回は息子と同じ講座を受け、グループワークは他の保護者の方々と一緒に行いました。最初は自分の”好き”がすぐには思いつかなかったのですが、周りの方の話を聞いて「私も”好き”かもしれない」と思うことも多く、新たな気づきがあって楽しかったです。保護者同士で共通点も見つかって、ワークの最後は雑談で盛り上がってしまって、時間が足りないぐらいでした。
 休憩時間に息子から、私のKTCみらいノートを見せてほしいと言われました。私が何が”好き”なのか気になったみたいでした。ノートを見て「お母さん、これが”好き”だったんだ」と驚いていました。親子の中でも新しい発見があったみたいです。息子が書いた”好き”も見たかったのですが、恥ずかしいみたいでまだノートを見せてもらえていません。
 おおぞら高校は「なりたい大人になるための学校®。」だと聞いています。息子には、周りをよく見て、気遣いができる大人になってほしいと思っています。皆のためになることができる人になってくれたら幸せです。

明倫生・朝熊俊介さん(左)とおおぞら高校・畠山コーチ(右)

明倫ゼミナールとおおぞら高校がコラボしそれぞれの得意分野を掛け合わせて、中学1年生とその保護者の皆さまに新しい価値を提供しました。まさに皆さんの”好き”がバトンで渡し合われた機会でした。明倫生徒・保護者の皆さまとおおぞら高校の間に、新しいつながりも創出されたと思います。この取り組みは大好評、ということで、今後も実施学年や教室を増やして広げていく予定です。

Page Top