KTC GROUP50th

KTCグループとのつながりは人生の3分の1!
介護サービス「はなのき」奥田真以さん

2023.02.21

介護サービス「はなのき」奥田真以さん

奥田真以さん(22歳・取材時)は、幼少期に子ども英会話教室「ペッピーキッズクラブ」へ通い、高校はおおぞら高校を卒業、現在は介護サービス「はなのき」で勤務しています。奥田さんとKTCグループとの関わりは約8年になります。人生の節目節目でKTCグループと深く関わり続けてきた奥田さんを取材しました。そこには偶然から必然へつながる出会いがありました。

子ども英会話教室「ペッピーキッズクラブ」とおおぞら高校に生徒として通っていましたが、きっかけは何でしたか?

 ペッピーキッズクラブは元々姉が通っていたのですが、レッスンの送迎についていくうちに「やってみたい」と通い始めました。当時幼稚園生でしたが、先生たちがフレンドリーな方ばかりだったことが印象に残っています。教室に入りやすい雰囲気だったので、人見知りだった私も安心して通っていました。
 
 中学時代は勉強が全く好きではなかったんです。なので「高校は勉強に力を入れなくてもいいな、イラスト関係を学ぶのもいいな」と考えていました。そんな時に母が見つけてきてくれたのが、おおぞら高校でした。楽しそうで、自由そうで、ラクそう(笑)だったので、おおぞら高校に入学を決めました。

 ちなみに、おおぞら高校に入学したときは、ペッピーキッズクラブと同じKTCグループだとは気付いていませんでした。ジョブシャドウイング(職業体験)でペッピーキッズクラブの集客イベントに参加して、初めて知りました。

おおぞら高校での学校生活はどうでしたか?

 のびのびと高校生活が送れて、楽しかったですね。今振り返ると、「もっともっと学校に行って、たくさんの人と話しておけば良かった」と思います。それくらい楽しかったし、おおぞら高校が私には合っていました。
 やんちゃな生徒やシャイな生徒など、いろいろな生徒がいたと思うんですが、壁をつくることもなく、仲良くなれたのが凄く良かったです。コーチ(おおぞら高校では先生のことをコーチと呼ぶ)の個性もバラバラだったので、「自分も個性を出していいんだ」と感じられて、馴染みやすかったです。

介護サービス「はなのき」への就職を決めたのは何故ですか?

 自分で探すのがとても苦手なので、進路の話が出た時にマイコーチ(担任のことをマイコーチと呼ぶ)に「私に合いそうな就職先を見つけてほしい」とお願いをしたんです。それでお勧めしてくれたのが、学童保育と今の仕事(介護サービス「はなのき」)でした。「真以ちゃんは明るい性格だから、どちらかの仕事が合うと思うよ」って言ってもらって。両方見学に行って、「はなのき」に入社を決めました。

 コーチには本当に感謝しています。生徒一人ひとりのことをよく見てくれていたと感じています。生徒によって関わり方も違うんですよ。純粋にすごいですよね。特にマイコーチだった杉元コーチは話をよく聞いてくれて、励ましてくれて、寄り添ってくれました。杉元コーチの一つ一つの言葉に「支えられているな」と感じることが多かったです。

マイコーチからの勧めで、介護サービス「はなのき」で働く

「はなのき」での勤務も約4年になります。仕事はどうですか?

 「はなのき」は自分を成長させてくれる場所だと、日々実感しています。学ぶことや経験になることが沢山ある仕事だと感じています。例えば、利用者の方と平行棒のリハビリを一緒にやるだけでも、自分の知識と健康につながっているんです。利用者の方からいろいろな話を聞いて、今から自分の老後のことも真剣に考えちゃうくらいです。自分にとってプラスになることばかりで、ぴったりな仕事だと思っています。
 実は、アルバイトが続かない学生時代でした。先日親に「もう4年も働いているんだね」としみじみと言われました。親も、私の成長を感じてくれているみたいです。

「はなのき」で働いて、やりがいや嬉しさを感じることはなんですか?

 利用者の方からの何気ない一言です。「気が利くね」とか「すごく若いのにしっかりしてるね」とか褒めていただけることも多くて。この前はある利用者の方に「わしは、あんたのこと大々大好きや」って言ってもらえて、本当に嬉しかったです。「やっていて良かったな」と凄く思いますし、そういう言葉に「有難いな」という気持ちになります。自分がやったことを喜んでもらえるって、とても嬉しいことですよね。本当の孫のように可愛がってくださる利用者の方もいて、ご飯の差し入れをいただくことも稀にあります。周りの方に恵まれていると感じています。

KTCグループは「明日へのバトンを、今。」をパーパススローガンに掲げています。奥田さんはKTCグループで立場・居場所を変えながら、さまざまなバトンをつないできました。今後はどのようなバトンをつないでいきたいですか?

 自分に自信のない人たちに「もっと自信をもって自分をさらけ出していいんだ」と思ってもらえるようなバトンを渡したいです。私は元々、すごく自信のない子どもだったんです。でも自信を持てるように努力した結果、人との繋がりも世界観もガラッと変わりました。自分の努力次第で変えることができると実感しました。今自信がない人も、ちゃんと前を向いて歩き続けていけば、本当になりたい自分になれると思います。それを伝えていきたいです。

奥田さんにとって「バトン」とはなんですか?

 「背中を押してあげられる力」です。実際のリレー競技でも、チームで協力して繋ぎあって、支えあって、バトン渡しができていると思います。バトンが渡されると「よし、やるぞ」という気持ちになるじゃないですか。そう考えると「バトン」って、人の背中を押してあげられるようなものだと考えています。

自信がない人たちへ「背中を押してあげられる」バトンを渡す

おおぞら高校の杉元宏行さん(在学時のマイコーチ)から送るバトンメッセージ

 「はなのき」でも非常に活躍されていると聞いています。真以さんの明るく前向きな性格に人が集まり、真面目で礼儀正しい所に信頼が集まるのだと思います。真以さんの魅力が卒業後も変わらず、さらに増していることが本当に嬉しいです。これからもまわりの方への感謝を忘れずに、「はなのき」の利用者さまを笑顔にしてあげて下さいね。

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