KTC GROUP50th

「カッコイイ大人」になる方法とは?
福富さん(住宅総合リフォーム・統括責任者)が
おおぞら高校の生徒へ伝授!

2023.04.25

住宅総合リフォーム事業 統括責任者・福富亮さん

KTCグループを支える仕組みとして「KTC GROUP 協育プラットフォーム」があります。子どもも大人も、お客さまも社員も、立場や組織を越えてつながり合う、循環型の協育(みんなで育ち合う)です。おおぞら高校のみらい実学プロジェクトは、それを体現する取り組みのひとつです。昨年度末の授業では、住宅総合リフォーム事業の福富亮さんが社会人講師として参加しました。「カッコイイ大人」について熱く・楽しい授業が行われました。普段は事業部運営や社員育成を担っている福富さん。今の若者に伝えたい熱い想いを取材しました。

おおぞら高校での授業や高校生との交流はどうでしたか?

 すごく楽しかったですね!私が一番楽しんでいたかもしれません。今回は若手社員や新入社員にも講師として参加してもらいました。最初は「高校生に勇気や元気を与えにいこう」という気持ちで授業に臨みました。実際は、講師の私たちが生徒からたくさんの刺激をもらった気がします。Win-Winな授業になったと思います。
 
 真剣に将来のことを考えている生徒が多く、純粋に嬉しかったです。アウトプットが苦手な生徒もいましたが、内に秘めた想いを持っていました。表面だけ見て「やる気がある」とか「ない」とかではなくて、話せる環境を年長者が作っていくことが大事だと思います。若者の育成に携わる立場として、そこを引き出してあげる必要を実感しましたね。もっと若者の可能性を広げてあげたいとも思いました。

授業のテーマを教えてください。

 おおぞら高校からの依頼は「強いチームや組織の作り方」でした。新事業や会社の立ち上げ等、チーム形成に多く携わってきました。強いチームの条件を振り返ると、どのチームにも憧れて真似したくなる「カッコイイ大人」がいたことに気づきました。「カッコイイ大人」とは、”自分”であることに自信を持ち、”自分”でいることに価値を見い出すことができている大人のことです。「その人についていきたい!」とチームが一丸となることが、強いチームの秘訣でした。だからこそ今回の授業では、自分なりの「カッコイイ大人像」を見つけ、「カッコイイ大人」になるための授業を行おうと思いました。

おおぞら高校の生徒たちへ授業を行う

福富さんの「カッコイイ大人」への想いを教えてください。

 私が子どもの頃は、日常生活の中で「あっ、この人カッコイイな」と思える人がたくさんいたんですよ。近所のお兄ちゃんとか、友達の父親の板前さんとか。近頃は「カッコイイ大人」が減ってきている感覚があります。「大人になるのが嫌だ」とか「働くのが嫌だ」とか言う若者も多くなっている気がします。”大人=つまらない”と先入観を抱いている子どもも多いのではないでしょうか。子どもたちがそうなってしまうのは、結局は私たち大人のせいだと自分は思っています。つまり、活き活きと過ごしている「カッコイイ大人」が少なくなっているからだと思うんですよね。
 
「今の大人も全然捨てたもんじゃないよ」「働くって楽しいんだよ」
これらを子どもたちに強く伝えていきたいですね。これからの日本のリーダーは子どもたちなので、大人になることへの希望や勇気を発信していきたいです。少しでもこの日本を元気にしたい、と思っています。

どうしたら「カッコイイ大人」になれますか?

 「カッコイイ」って人それぞれだと思います。リーダーも裏方もカッコイイですし、縁の下の力持ちもカッコイイですよね。いろいろなカッコイイを知っていけば、そういう大人になれるチャンスも広がっていくと思います。

 私の過去の上司たちは、「カッコイイ大人」ばかりでした。普通の人だったら弱音を吐きそうなことも笑いに変えたり、ユーモアに富んでいたり。その人の行動も発言も判断基準も、とにかくカッコイイんですよ。最初は徹底的に真似をすることから入りました。”本気”でカッコイイを目指すんです。”本気”になると、その情報ばかり目に入ってくるようになります。どんどんどんどん吸収していってたら、いつの間にか「オリジナルのカッコイイ」になっていきますよ。

KTCグループは「明日へのバトンを、今。」をパーパススローガンに掲げています。福富さんは、誰にどのようなバトンをつないでいきたいですか?

 今の若い子たちに働く喜びや楽しさを伝えていきたいですね。

福富さんにとって、ずばり「バトン」とは?

 夢じゃないですかね。

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