KTC GROUP50th

おおぞら高校生へ伝えたい「やり抜く力」とは?
クリーンエネルギー事業の関口さんによる、
みらいへつなぐ実践型授業

2022.12.10

クリーンエネルギー事業 統括責任者 関口博昭さん

クリーンエネルギー事業で統括責任者として社員育成・マネジメントに携わっている関口博昭さん。おおぞら高校のみらい実学プロジェクトにて「GRIT(やり抜く力)」をテーマに、高校生へ授業をおこないました。

【おおぞら高校のみらい実学プロジェクトとは】
社会人講師から実社会のノウハウやリアルな学びを提供してもらうプロジェクト。KTCグループの強みであるコミュニケーションについて、高校生に伝える授業をおこなっています。

どのような想いで、みらい実学プロジェクトの授業を担当しましたか?

 「おおぞら高校や、当社で働く卒業生たちに、恩返しをしたい」
この想いで講師を引き受けました。当社にはおおぞら高校の卒業生が何人も入社してくれています。過去に私も営業支社長として彼らを受け入れ、一緒に営業活動をしてきました。おおぞら高校の卒業生は、常に一生懸命な方が多いと感じています。頑張ってくれている社員たちの出身校に対して、何か協力できることがあればぜひやらせてほしいと思い、有難く担当させてもらいました。

 実は講師を務めるにあたって、ネックに感じる部分がありました。というのも、そんなに立派な学生生活を送ってこなかったんですね。「こんな自分が講師でいいんだろうか?」という気持ちもありましたが、嘘無く本音で、等身大で向き合いたいとも感じました。おおぞら高校は同じグループの学校なので、私は生徒たちの「親戚のおじさん」みたいな感覚ですね。より熱心に、寄り添った授業がしたいと思いました。
 自分の人生を振り返ってみて、生徒に伝えられることは「逃げずにコツコツ努力を積み重ね、頑張り続けることができれば、なんとかなる」でした。なので、GRIT(やり抜く力)を講義のテーマにしました。

「やり抜く力」について経験談を伝える関口さん

実際に高校生に授業をしてみて、どうでしたか?

 ぜひ月1回は授業をしたいです(笑)。生徒たちの大きな可能性に触れることができて、心が浄化され、澄んだ気持ちになりました。自分もしっかりしないといけないという気持ちになりましたね。こういう世代(高校生)に影響を与える経験って、日々の社員育成業務の原点な気がします。こちらの伝え方・接し方次第で、将来を変えるきっかけになったり、とてもやる気になってくれたりする。これって、営業支社で毎日やっていることと一緒ですよね。

 今回、講義と実践型ゼミを担当しましたが、実践型ゼミには今年の新入社員にも参加してもらいました。こういう場に参加してお姉さん・お兄さんとして生徒と関わるほうが、自分が営業支社で指導するよりも100倍価値があると思っています。だからこそ、頑張ってくれている社員(五十嵐さん・佐野さん)を連れてきました。会社にとって一番大事なことは、若手が育つこと。様々な立場の人に自分のことを伝える経験は、若手の育成では絶対プラスだと考えています。もちろん育成を担当する側にも経験して欲しいと思い、営業支社長(清水さん)にも声をかけました。

サポートで授業に参加した佐野さん(左)、五十嵐さん(中央)、清水さん(右)も生徒へメッセージを送る

KTCグループは「明日へのバトンを、今。」をパーパススローガンに掲げています。今回はおおぞらの生徒へ「やり抜く力」というバトンを渡しました。今後はどのようなバトンをつないでいきたいですか?

 今回、おおぞら高校のスタッフと関わって、KTCグループの中には優秀な社員がまだまだ沢山いると改めて感じました。そして、将来有望な生徒たちにも出会うことができました。当社だけで若手育成を考えていくのではなく、会社・職種を超え、様々な世代・考え方の人々で揉まれる環境のなかで、若い人たちを育てていきたいですね。「KTCグループ一丸となって有望な社員を育てていく」という想いをバトンとしてつないでいきたいと思います。

最後に、関口さんにとって「バトン」とはなんですか?

うちの会社やグループで成長できるよ、という想いです。会社愛かもしれません。

関口さんから若手社員の五十嵐さん・佐野さんに託されたバトン

~授業サポートとして参加~
五十嵐英斗さん(2022年度新入社員)

―授業に参加した感想は?
高校生の皆さんと話をして、好きなことに取り組んでいる瞬間が一番楽しそうだと感じました。自分も高校生の時に、野球に熱中していたことを思い出しました。本当に好きなことに没頭していた3年間でした。この期間に培った経験こそが、今の自分を作っていると考えています。「力尽きるまで全力でやる」ことの大切さに、改めて気付かされました。

―今後どのようなバトンをつないでいきたいですか?
入社してまだ半年ですが、さまざまな考え方に触れる機会をもらい、良い影響を受けて、成長させてもらっていると感じています。先輩から学んだスキルや価値観も多くあります。今後はそれらを後輩たちにバトンとしてつないでいけたらと思います。

佐野稜菜さん(2022年度新入社員)

―授業に参加した感想は?
自分なりのアドバイスや励ましができればと思って参加しましたが、いざ生徒と話すと、逆にこちらが元気づけられました。皆とても活き活きとしていて、勇気をもらえました。自分ももっと頑張らなければ、と感じています。

―今後どのようなバトンをつないでいきたいですか?
関わった方々に、自分が良いと思ったものを発信していきたいです。今私は営業職をしていて、毎日たくさんのお客様とお会いしています。当社の想いをバトンとしてつなぐことで、「太陽光発電っていいな」「環境を大切にしなきゃ」「サービスが良いな」と思ってもらいたいです。

清水俊典さん(営業支社長)

―授業に参加した感想は?
「生きていること自体が成功」「この学校に入学できたことが成功」という生徒の意見が興味深くて、非常に考えさせられました。多くの人は当たり前だとスルーしてしまう内容です。こんなに若くても、小さな普遍的な幸せに気付くことができることに、驚きと尊敬の念を抱きました。

―今後どのようなバトンをつないでいきたいですか?
仕事は苦しい時も、上手くいかない時もありますが、それを乗り越えて気付いたことがあります。「ものの捉え方・考え方や人間力が大事」ということです。若い社員たちに自ら気付いてもらいたいですね。自分はその手助けができるようなバトンを渡し続けたいと思います。

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