KTC GROUP50th

シニア留学で夢叶えた佐藤美幸さん、
前進し続けた人生の軌跡をたどる

2023.11.06

佐藤美幸さん(61歳 / 取材当時)

留学エージェントのウィッシュインターナショナル(通称WISH)を利用して、定年退職後に語学留学を果たした佐藤美幸さん(61歳 / 取材当時)。帰国後の就職・転職サポートを受けるなかで、教育サービス事業の「ナビ個別指導学院」に出会いました。現在は非常勤講師として、英語を中心とした学習指導を担当しています。KTCグループのサービスを使って長年の夢だった語学留学を果たし、英語を活用した仕事に就いています。セカンドライフを謳歌している佐藤さんを取材しました。

ウィッシュインターナショナルの就職・転職サポート(グローバル・キャリア・デザイン)とは
留学に行って終わりではない、帰国後の就職・キャリアにつながるWISHの留学サポート。
「渡航前から帰国後まで⼀貫したグローバルキャリア形成⽀援で、留学をする方の成⻑度を最⼤化する」ことが⽬的。
留学前のワークシップでは、目的や帰国後の目標を明確にし具体的な行動計画を作成します。
帰国後は留学経験を確実に活かすことができるように⼀人一⼈のキャリアプランに合わせて、留学のことを知りつくしたキャリアコンサルタントが「留学で成長した強みを活かす」就職・転職サポートを行います。

留学前の経歴を教えてください。

 2022年3月に60歳で定年退職するまで、42年間郵便局で働いていました。直近11年は郵便局長もしていました。中高生のころから、海外で英語を勉強したいという夢をずっと持っていました。定年退職後は時間とお金にゆとりができたこともあり、WISHの留学サポートを利用して、半年間カナダのバンクーバーに語学留学に行きました。

留学は長年の夢だったとのことですが、夢になったきっかけは何でしたか?

 中高生の頃はクイーンやザ・ビートルズなど洋楽ばかり聞いていました。特に好きだったのは「ベイ・シティ・ローラーズ」というイギリス・エディンバラ出身のポップ・ロック・バンドです。当時非常に人気があって、高校2年生の時に友人とコンサートを観に行ったことを鮮明に覚えています。
 洋楽ばかり聴いていた頃に「この英語の歌詞の意味が分かったらいいな」という思いから英語に興味を持ち、留学の夢が膨らんでいきました。本当に些細なきっかけでした。英語を学べる大学への進学を希望していましたが、当時様々な事情があり就職を選択しました。ただその後もイギリス在住のペンパル(文通友達)と長い間交流は続けていて、ずっと英語とは繋がっていたんですよね。 

 留学をしたい想いを自分の中に温めながら、郵便局の仕事に邁進していました。40代前半のとき、職場の若手社員から「母がシニア留学でオーストラリアに行っています」という話を聞いたのが転機でしたね。その話を聞くまで”留学は学生が行くもの”という認識が強かったので、「そんな選択肢もあるのか!」とまさに目から鱗が落ちる思いでした。夢だった留学が、急に現実味を帯びてきたんです。改めて「留学がしたい」と強く思うようになり、シニア留学に挑戦することを決めました。今回の留学は、在職中から検討し申し込みをしていました。

バンクーバーで留学先の友人たちと食事をする佐藤さん(右から 3人目)

幾多の留学エージェントがある中で、WISHに決めた理由を教えてください。

 当時娘も留学先を探していて、彼女が取り寄せていた複数の留学資料の中にWISHもありました。WISHには「4週間以上留学した人には帰国後に就職をサポートします」と記載があったんです。子ども英会話「ペッピーキッズクラブ」の紹介もパンフレットに載っていました。第二の夢として、語学留学した後は英語を活かした仕事に就きたいという希望がありました。電話して留学後の就職支援について確認したところ、年齢制限はないと返答をもらったので、WISHで留学をすることに決めました。
 WISHには、先ずは学校選びや生活のことなど、細かいことをたくさん相談させてもらいました。最初から担当してくれたカウンセラーの吉田智美さんも、バンクーバーでの留学経験があり、より詳しい情報を知ることができました。吉田さんは書類を送ってくれる時も手書きのメモをつけてくれたり、常に丁寧で親身になって対応してくれて、安心してお任せできました。吉田さんに出会えたことで、私の夢の実現に繋がったと感謝しています。またWISHは、留学前後のワークショップや留学中のメールでのフォローがあり、とても心強かったです。

どのような留学経験となりましたか?

 2022年11月から2023年4月まで、半年間カナダ・バンクーバーに語学留学に行きました。20歳前後の若い学生さんと一緒に勉強するのは不安だったので、30+という30歳以上限定のクラスを選択しました。クラスメイトの中には50代や60代の方もいて、社会人経験があって落ち着いた方たちばかりで非常に居心地が良かったです。様々な国のお友達ができました。正直、この年齢で1人で海外に飛び出すことにとても勇気がいったんですが、「迷ったら諦めずにやってみる」という信念で挑戦して本当に良かったです。
 ちなみに、娘も2022年の4月から同じくバンクーバーに留学していて、私の通う学校は娘の学校とすぐ近くでした。2ヶ月はホームステイ先で過ごして、残りの4ヶ月間は娘と一緒にアパートを借りて住んでいました。まさか子どもと一緒に留学できるなんて、まるで夢のようでした。本当に奇跡的なことですよ。毎日嬉しくて、 黄金のように輝いた日々でした。

留学先の学校の卒業証書を持つ佐藤さん(中央)と友人たち

帰国後、ナビ個別指導学院で非常勤講師として仕事を始めました。ナビ個別指導学院で働くようになった経緯を教えてください。

 帰国後、WISHの就職サポート・ワークショップに参加しました。その後KTCグループの人事担当の方から、ペッピーキッズクラブやナビ個別指導学院の紹介を受けました。自分の英会話力も考慮し、最終的にナビ個別指導学院の講師に就くことを選択しました。英語を中心に小中学生の授業を受け持っています。英語を教えることで自身の勉強にもなりますし、やはり大好きな英語に触れている時間は楽しいです。私自身、より英語力のスキルを上げ、講師として塾に貢献していきたいと思います。英語以外の教科指導は不安が残る部分もあるので、毎回しっかり準備して授業に臨んでいます。

英語を活かした仕事に就きたいという夢を叶え、現在はナビ個別指導学院の講師を務める

KTCグループは「明日へのバトンを、今。」をパーパススローガンに掲げています。佐藤さんは常に前進し続けることで、夢へのバトンを紡いできました。今後は誰にどのようなバトンをつないでいきたいですか?

 「夢を持つすべての方」に「諦めない心」をつないでいきたいです。夢は諦めずに持ち続けていて欲しいです。もしすぐに叶えられる状況になかったとしても、夢を思い続けることで、自身の状況は変化していきます。その夢の方向へと向かっていくんです。思い続けることで、ちょっとしたヒントや工夫に気づくことができるんです。私も学生時代からの夢を諦めずに持ち続けて、現在があります。
 もうひとつは「迷ったらGO」です。やらないでする後悔よりも、先ずは挑戦してみて欲しいです。私がそうでしたが、勇気を持って一歩を踏み出すと、そこには想像以上の素敵なこと、素晴らしい経験が待っていました。挑戦することに年齢は関係ありません。この私の経験が、皆さんの励ましになれば幸いです。

佐藤さん(左)と勤務先のナビ個別指導学院 教室長の山手さん(右)

担当カウンセラー:吉田智美さん(ウィッシュインターナショナル)からのバトンメッセージ

 WISHにお問い合わせをいただいた当初から、「ずっと英語を使った仕事がしたいと思っていた」と仰っていたことがとても印象に残っています。コロナ禍で規制が多い中、私自身も住んだことがあるカナダ・バンクーバーをご紹介させていただきましたが、ご留学先で出会った様々な国の学生さんと交流されている素敵なお写真を拝見し、充実した生活を送られているのだと大変嬉しく思っておりました。
 持ち前のチャレンジ精神で夢を叶えられ、新たなキャリアを歩まれているお姿に、私も沢山のパワーをいただいています!明るく優しい笑顔の佐藤さんはきっとナビ個別指導学院の生徒さんに大人気だと思います。益々のご活躍をお祈り申し上げます。

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